KNOWLEDGE 下着の基礎知識

  • 01 下着のサイズ

    まずは自分のサイズを知りましょう。
    トリンプでは、バスト、アンダーバスト、ウエスト、ヒップの4部位を計ります。

    下着のサイズ
    • バスト バストの一番高いところを、床と水平にややゆるめに計ります。
    • アンダーバスト バストのつけ根を床と水平に少しきつめに計ります。
    • ウエスト ウエストの一番くびれているところを少しきつめに計ります。
    • ヒップ ヒップの一番高いところを床と水平に計ります。
    • ※中ヒップ 中ヒップの方がヒップより大きい場合、中ヒップをヒップサイズとします。
      腹部の一番でているところを計ります。

    下着のサイズ

    1. ブラジャーのサイズ

    カップサイズとアンダーバストサイズで決めます。
    カップサイズは、アンダーバストとトップバストの差で選びます。

    ブラジャーのサイズ
    2. ショーツ・フレンチパンティ・ペチコートのサイズ

    ヒップサイズを基準に決めます。

    ショーツ・フレンチパンティ・ペチコートのサイズ
    3. ガードルのサイズ

    ウエストサイズを基準に決めます。

    ガードルのサイズ
    4. スリップ・キャミソールのサイズ

    トップバストサイズを基準に決めます。

    スリップ・キャミソールのサイズ
    5. インナーのサイズ

    トップバストサイズを基準に決めます。

    インナーのサイズ

    日本のサイズと
    海外サイズの比較

    海外製品は、国ごとにサイズの表記が異なります。
    日本のサイズと比較することは難しいですが、目安として、各国のサイズ表示を対比した表を紹介します。
    ※日本のサイズを基準とした場合、各国の表示とは多少ずれることがあります。

  • 02 女性の体型

    理想的なプロポーションとは

    1. 理想的な全体のバランス

    バストとヒップが同寸、もしくは、5㎝以内(ヒップが大きい)が目安とされています。

    理想的なバストの位置

    2. 理想的なバストの位置

    トップバストは、肩からひじまでの1/2にあるのが理想的です。
    バストが下がり気味だと、上半身のプロポーションがすっきりしません。 ブラジャーで正しい位置にアップしましょう。

    理想的な乳頭間隔

    3. 理想的な乳頭間隔

    一般的に、肩先とおへそを結んだ線上にあるのが理想とされています。
    バストの一番高いところがここにくるように合わせましょう。

    理想的なウエストとヒップの差 理想的なヒップの位置

    4. 理想的なウエストとヒップの差

    28㎝位が理想的です。

    5. 理想的なヒップの位置

    ヒップは、身長の1/2にあるのが理想的です。
    一般的には、日本人のヒップ位置は低いといわれています。

    丸みのある高めのヒップラインは、
    アウターのシルエットを一段と引き立たせます。
    ヒップアップ機能に優れたガードルで正しい位置にアップしましょう。

    体型変化について

    体型は、骨格や筋肉、皮下脂肪の差異により、人によって、それぞれ違いがあります。
    同じ人でも、年齢、生活環境、栄養状態の変化などで、体型も微妙に変化してきます。
    20歳前後で成長のピークをむかえ、体型が整う段階に達し、25歳くらいから下垂傾向がみられはじめるといわれています。

    1. 成人前の体型の変化と特徴

    • バストは10~12歳くらいで
      ふくらみはじめる
    • バストの位置は
      高い位置にある
    • バストやヒップが
      堅くて動きにくい

    2. 成人以降の体型の変化と特徴

    • バストが下垂する
    • 授乳によりバストの形が変わる
    • ウエストが太くなる
    • 腹部に贅肉がつく
    • ヒップが下垂する
    • 筋肉(皮膚)のハリが少なくなる

    上記のような体型変化は、個人差はあるものの、一般にみられる成人以降の体型の変化と特徴といえます。
    年齢は35歳くらいから変化がはじまり、特に出産体験者に多いようです。

    3.
    女性のからだは、
    1日のなかでも変化します

    • ウエスト朝が一番細く、夜は太い
    • 腹部食事の前後で差がある
    • 身長朝が一番高く、夜が低い

    4. 加齢によるバストの変化

    変化のスピードも度合いも人によってさまざまですが、バストやからだのアウトラインは年齢によって変化します。
    バストは下垂するだけではなく、両脇にも流れていきます。

    加齢によるバストの変化

    5. 加齢によるヒップと腹部の変化

    変化のスピードも度合いも人によってさまざまですが、ヒップと腹部は年齢によって変化します。
    下半身は、ウエストの後部から腰にかけて脂肪がついていきます。

    加齢によるヒップと腹部の変化

    6.
    バスト・腹部・ヒップ以外の変化

    女性のからだは、バスト・腹部・ヒップ以外にも脂肪が付きやすいといわれています。

    • 大腿部
    • 肩甲および上腕部
    • 下腿部(ふくらはぎ)

    その結果、下記のような変化が体型にあらわれやすくなります。

    • 肩が丸くなる
    • 背中が丸くなる
    • バストフレームが
      あいまいになる
    • ヒップポイントが下がる
    • ウエストのメリハリが
      少なくなる
    • 太ももからヒップの
      ポイントがあいまいになる
    • おなかが出てくる

    ※上記には個人差があります。

    肉質について

    • 1. 筋肉質

      スポーツウーマンタイプに多く、筋肉が発達して皮下脂肪が少ない人に多い体型です。
      脂肪質の人に比べて融通性が少なく、補整しにくいタイプです。

    • 2. 脂肪質

      皮下脂肪が厚めで、脂肪層が柔らかく、丸みをおびた体型です。
      このタイプの人には、乳房やヒップが下垂しやすい人が多く見られます。
      筋肉質の人に比べて融通性があるため、補整がしやすいタイプです。
      年齢による体型の変化や、体重増減による体型の変化の影響が出やすいタイプでもあります。

    • 3. 中肉質

      上記どちらにも属さない肉質の人です。
      脂肪沈着しやすい脇、背中、おなかなどをチェックし、からだにあった下着をお選びください。

    からだの厚みについて

    からだの幅に対して厚みがある体型

    厚みがあり、からだの横幅が狭いので、着やせして見えるのが特徴です。

    からだの幅に対して厚みがある体型

    ブラジャー乳頭間隔やバストフレームが狭いタイプがおすすめです。

    ガードル前はサポートして、ヒップ部の丸みをつぶさないように心がけましょう。

    からだの幅に対して厚みのない体型

    からだの厚みがないので、見た目よりサイズが小さいのが特徴です。

    からだの幅に対して厚みのない体型

    ブラジャーバストフレームが広めのタイプがおすすめです。からだに丸みを持たせるために、ボリュームアップできるパッド入りタイプもおすすめです。

    ガードル脇から後中央にふくらみを寄せ、ヒップに丸みをもたせるサイドサポートのものがおすすめです。

  • 03 下着の美しい着け方

    ブラジャーの着け方

    step1

    ストラップを腕に通し両肩にかけたら、カップ下のアンダー部分がバストの付け根にあるか確認します。軽く前かがみになり、乳房をカップにおさめます。

    step2

    その後にカギホックを留め、乳房を脇下部分から手で寄せて整えます。 ※左右のバストの大きさが違う場合は、大きいほうに合わせ、小さいほうはパッドで調節してください。

    step3

    ストラップの長さを調整したあと、アンダー部分の前後が水平になるようにします。背中側を気持ち低めに整えると、全体が水平に落ち着きます。

    3DフィッティングCHECK ブラジャー編 全て当てはまったら、身体にぴったりフィットしている証です。

    3DフィッティングCHECK ブラジャー編
    3DフィッティングCHECK ブラジャー編
    • ストラップは、ゆるすぎたり食い込んだりしていない。
    • バストフレームとワイヤーが隙間なくフィットしている。
    • アンダーバストは、前後で水平になっており、ゆるすぎたりくい込んだりしていない。
    • カップ上辺や脇が浮いたり、バストが押さえられたりしていない。
    • 前中心は、浮いたり押さえられたりしていない。

    あてはまる項目が少なかった方は、ぜひお近くのトリンプでフィッティング体験を!

    ガードルの着け方

    step1

    ガードルのウエストから1/3くらいを外側に折り、両手で持つようにしてはきます。

    step2

    まずは前中央をウエストまで持ち上げ、腹部を完全に包みます。次に両脇、そして後ろを引き上げます。

    step3

    次にヒップを整えます。ガードルの裾を片手で押さえ、もう片方の手でヒップの丸みを完全にガードルの中に入れ込みます。

    3DフィッティングCHECK ガードル編 全て当てはまったら、身体にぴったりフィットしている証です。

    3DフィッティングCHECK ガードル編
    3DフィッティングCHECK ガードル編
    • ウエストは、浮いたりくい込んだりしていない。
    • ヒップフレームがガードルのヒップ位置におさまっていて、ヒップアップしている。
    • マチ部分は、浮いたりくい込んだりしていない。
    • ウエストは、前後で水平になっている。
    • 裾は、浮いたりくい込んだりしていない。

    あてはまる項目が少なかった方は、ぜひお近くのトリンプでフィッティング体験を!

  • 04 下着をきれいに保つ洗い方

    洗う前のひと手間

    パッドは外しましょう

    取り外し可能なパッドは、外して別に洗うことで洗剤成分が残りにくくなります。

    洗う前のひと手間

    色と素材で分けましょう

    濃い色のものは色移りすることがあります。手洗いするときは、白、淡い色、濃い色の順に。
    また長時間のつけ置きは色落ちや再汚染するので逆効果、短時間にしましょう。

    ネットを使いましょう

    洗濯機を使う場合は、必ずネットに入れましょう。ネットは大きすぎないものを選び、下着を入れる分量は全体の2/3くらいにしましょう。

    洗う前のひと手間

    洗剤はよく溶かしましょう

    洗剤は直接ふりかけたり、量が多すぎたりすると、色落ちや変色がおこり、生地を傷めることがあります。洗剤は適量を先によく溶かして使いましょう。

    塩素系漂白剤はNGです

    漂白は変色・黄変を促し、ポリウレタン素材を傷めるので、避けましょう。洗剤は中性洗剤を使いましょう。

    洗う前のひと手間

    金具は留めましょう

    手洗いでも、洗濯機洗いでも、ホックやファスナーは留めてから洗いましょう。このひと手間が、きれいな形を保ちます。

    洗う前のひと手間

    手洗いの基本

    下着にワイヤー・ボーン・ファスナーがあったら、必ず手洗いしましょう。

    1. 手洗いの方法

    手洗いの基本
    • 1ゆったりした大きめの容器を用意しましょう。
    • 240度以下の水温(手でさわってちょっと冷たいと感じる程度がおすすめ)に洗剤を溶かします。
    • 3両手で軽く押し洗い。気になるところはつまみ洗いをしましょう。
    • 4脱水は、タオルにはさんで水気を取りましょう。
      洗濯機脱水やねじり絞りは型崩れの原因となります。

    2. 手洗いのポイント

    • すすぎ すすぎは十分におこないましょう。
      漂白剤の使用は、変色・黄ばみを促進します。
      しっかりすすぐことで、生地の色変化をおさえましょう。
    • 柔軟剤 仕上がりの風合い、肌ざわりをよくするために柔軟剤はおすすめです。ランジェリーなどは、まとわりつきを防ぎます。
    • ※ポリウレタン製品の取扱いについて 伸縮素材全般に使用されているポリウレタン糸は、未使用でも時間の経過とともに劣化する性質があります。
      湿気、赤外線、熱、汚れ、塩素など、お取扱いや保管状況により、3~5年で劣化がはじまる場合もあります。
      お買い上げ後は、なるべく早めに使用しましょう。

    洗濯表示のチェックは
    お忘れなく

    1.
    洗濯表示のアイコンが
    新しくなりました

    よりきめ細かい表示になり、表示は取扱い方の上限を表します。
    下着をきれいに保つために、洗濯表示は必ず確認しましょう。

    洗濯表示のチェックはお忘れなく 洗濯表示のチェックはお忘れなく

    02
    洗濯機を使用する際は、
    十分ご注意下さい

    洗濯機を使用する際は、十分ご注意下さい
    下着は単独で洗いましょう。

    「弱」「ドライ」などのコースを使いましょう。
    ※強い脱水は生地を傷めます。

    洗濯からすすぎは5~6分が目安です。
  • 05 下着をきれいに保つ
    干し方&しまい方

    干し方&しまい方

    1. 干し方

    干し方&しまい方

    脱水後はすぐに干しましょう

    タオルドライをしたら、ブラジャーはカップの形を整え、スリップはシワを伸ばします。繊細なレースや生地は、手のひらの間にはさんで丁寧にシワを伸ばして整えましょう。

    風通しの良い、日陰に干してください

    直射日光や石油ストーブによる乾燥は、黄ばみや色あせ、生地を傷める原因になります。特に乾燥機の使用は避けましょう。
    シワや変色、カビの原因になるので、よく乾かしましょう。

    2. しまい方

    収納はゆったりと

    タンスの収納箱には、イラストのようにたたみ、ゆったりとしまいましょう。
    詰めすぎるとカップが変形したり、シワの原因になります。

    ブラジャー

    干し方&しまい方

    カップをつぶさないようにアンダー部分と肩ひもを後ろ側に返しましょう。

    干し方&しまい方

    カップの幅に合わせてアンダー部分を内側に折り込みます。

    干し方&しまい方

    ストラップをカップの内側に折り込みます。
    カップをつぶさないように、そのままの形で重ねるように収納しましょう。

    ガードル&ショーツ

    干し方&しまい方

    下着をきれいに保つための
    その他のチェックポイント

    Check 1
    体型にあったサイズを
    身に着けていますか?

    許容範囲いっぱいのサイズは、着用時に負担をかけてしまい、寿命を短くしてしまいます。
    今、身に着けている下着が体型に合った適切なサイズか調べてみましょう。

    Check 2
    買い替えの目安は?

    サイズが合わなくなったり、傷んだりした下着は思い切って整理しましょう。
    生地が薄くなった、伸縮性が少なく着けごこちが変わった、
    また変形など補整機能が弱くなってきたと感じたら買い替え時期です。

    Check 3
    着用後そのまま放置していませんか?

    からだから出た汗や皮脂などは早く落として、汚れをそのままにしないことが大切です。
    汚れたままにしておくと、素材の通気性・吸湿性・柔軟性などが失われて、傷みを早めてしまいます。
    こまめに洗う習慣をつけましょう。