KNOWLEDGE インナーウェアの基礎知識

  • 01 インナーウェアのサイズ

    まずは自分のサイズを知りましょう。
    トリンプでは、バスト、アンダーバスト、ウエスト、ヒップの4部位を計ります。

    インナーウェアのサイズ
    • バスト バストの一番高いところを、床と水平にややゆるめに計ります。
    • アンダーバスト バストのつけ根を床と水平に少しきつめに計ります。
    • ウエスト ウエストの一番くびれているところを少しきつめに計ります。
    • ヒップ ヒップの一番高いところを床と水平に計ります。
    • ※中ヒップ 中ヒップの方がヒップより大きい場合、中ヒップをヒップサイズとします。
      腹部の一番でているところを計ります。

    インナーウェアのサイズ

    1. ブラジャーのサイズ

    カップサイズとアンダーバストサイズで決めます。
    カップサイズは、アンダーバストとトップバストの差で選びます。
    例:アンダーバストが74センチ、トップバストが86センチの場合、差は12センチです。よってB75となります。

    カップ
    トップとアンダーの差
    アンダーバスト (cm)
    62.5 - 67.5 67.5 - 72.5 72.5 - 77.5 77.5 - 82.5 82.5 - 87.5 87.5 - 92.5 92.5 - 97.5 97.5 - 102.5
    Aカップ約10.0cmA65A70A75A80A85A90A95A100
    Bカップ約12.5cmB65B70B75B80B85B90B95B100
    Cカップ約15.0cmC65C70C75C80C85C90C95C100
    Dカップ約17.5cmD65D70D75D80D85D90D95D100
    Eカップ約20.0cmE65E70E75E80E85E90E95E100
    Fカップ約22.5cmF65F70F75F80F85F90F95F100
    Gカップ約25.0cmG65G70G75G80G85G90G95G100
    Hカップ約27.5cmH65H70H75H80H85H90H95H100
    2. ショーツ・フレンチパンティ・ペチコートのサイズ

    ヒップサイズを基準に決めます。

    サイズ ヒップ (cm)
    M87 ~ 95
    L92 ~ 100
    LL97 ~ 105
    3L102 ~ 110
    3. ガードルのサイズ

    ウエストサイズを基準に決めます。

    サイズ ウエスト (cm) ヒップ (cm)
    5855 ~ 6179 ~ 89
    6461 ~ 6783 ~ 93
    7067 ~ 7386 ~ 96
    7673 ~ 7989 ~ 99
    8278 ~ 8691 ~ 103
    9086 ~ 9494 ~ 106
    9894 ~ 10297 ~ 109
    106102 ~ 110100 ~ 112
    4. スリップ・キャミソールのサイズ

    トップバストサイズを基準に決めます。

    サイズ トップバスト (cm)
    7572.5 ~ 77.5
    8077.5 ~ 82.5
    8582.5 ~ 87.5
    9087.5 ~ 92.5
    サイズ トップバスト (cm)
    M79 ~ 87
    L86 ~ 94
    LL93 ~ 101
    3L100 ~ 108
    5. インナーのサイズ

    トップバストサイズを基準に決めます。

    サイズ トップバスト (cm)
    M79 ~ 87
    L86 ~ 94
    LL93 ~ 101
    3L100 ~ 108

    日本のサイズと
    海外サイズの比較

    海外製品は、国ごとにサイズの表記が異なります。
    日本のサイズと比較することは難しいですが、目安として、各国のサイズ表示を対比した表を紹介します。
    ※日本のサイズを基準とした場合、各国の表示とは多少ずれることがあります。

    1. ブラジャーのサイズ
    アンダーバスト
    (cm)
    トップバスト
    (cm)
    サイズ表記
    日本
    (cm)アンダーバスト表記
    アメリカ/イギリス
    (inch)トップバスト表記
    フランス
    (cm)トップバスト表記
    欧州の他国
    (cm)アンダーバスト表記
    7080A7032A85A70A
    82.5B7032B85B70B
    85C7032C85C70C
    87.5D7032D85D70D
    90E70
    7585A7534A90A75A
    87.5B7534B90B75B
    90C7534C90C75C
    92.5D7534D90D75D
    95E75
    8090A8036A95A80A
    92.5B8036B95B80B
    95C8036C95C80C
    97.5D8036D95D80D
    100E80
    8595A8538A100A85A
    97.5B8538B100B85B
    100C8538C100C85C
    102.5D8538D100D85D
    105E85
    2. ショーツのサイズ
    ヒップ
    (cm)
    サイズ表記
    日本
    (ウエスト表記)
    アメリカ
    (ヒップ表記)
    フランス
    (ヒップ表記)
    欧州の他国
    (ウエスト表記)
    イタリア
    (ヒップ表記)
    82~90SXS36600 or 1
    87~95MS36~3860~651 or 2
    92~100LM40702 or 3
    97~105LLL42753 or 4
    3. ガードルのサイズ
    ウエスト
    (cm)
    ヒップ
    (cm)
    サイズ表記
    日本
    ウエスト表記
    アメリカ/イギリス
    ヒップ表記
    フランス
    ヒップ表記
    欧州の他国
    ウエスト表記
    イタリア
    ヒップ表記
    55~6179~8958 (S)XS36600 or 1
    61~6783~9364 (M)S36~3860~651 or 2
    67~7386~9670 (L)M38~4065~702 or 3
    73~7989~9976 (LL)L40~4270~753 or 4
  • 02 女性の体型

    理想的なプロポーションとは

    1. 理想的な全体のバランス

    バストとヒップが同寸、もしくは、5㎝以内(ヒップが大きい)が目安とされています。

    理想的なバストの位置

    2. 理想的なバストの位置

    トップバストは、肩からひじまでの1/2にあるのが理想的です。
    バストが下がり気味だと、上半身のプロポーションがすっきりしません。 ブラジャーで正しい位置にアップしましょう。

    理想的な乳頭間隔

    3. 理想的な乳頭間隔

    一般的に、肩先とおへそを結んだ線上にあるのが理想とされています。
    バストの一番高いところがここにくるように合わせましょう。

    理想的なウエストとヒップの差 理想的なヒップの位置

    4. 理想的なウエストとヒップの差

    28㎝位が理想的です。

    5. 理想的なヒップの位置

    ヒップは、身長の1/2にあるのが理想的です。
    一般的には、日本人のヒップ位置は低いといわれています。

    丸みのある高めのヒップラインは、
    アウターのシルエットを一段と引き立たせます。
    ヒップアップ機能に優れたガードルで正しい位置にアップしましょう。

    体型変化について

    体型は、骨格や筋肉、皮下脂肪の差異により、人によって、それぞれ違いがあります。
    同じ人でも、年齢、生活環境、栄養状態の変化などで、体型も微妙に変化してきます。
    20歳前後で成長のピークをむかえ、体型が整う段階に達し、25歳くらいから下垂傾向がみられはじめるといわれています。

    1. 成人前の体型の変化と特徴

    • バストは10~12歳くらいで
      ふくらみはじめる
    • バストの位置は
      高い位置にある
    • バストやヒップが
      堅くて動きにくい

    2. 成人以降の体型の変化と特徴

    • バストが下垂する
    • 授乳によりバストの形が変わる
    • ウエストが太くなる
    • 腹部に贅肉がつく
    • ヒップが下垂する
    • 筋肉(皮膚)のハリが少なくなる

    上記のような体型変化は、個人差はあるものの、一般にみられる成人以降の体型の変化と特徴といえます。
    年齢は35歳くらいから変化がはじまり、特に出産体験者に多いようです。

    3.
    女性のからだは、
    1日のなかでも変化します

    • ウエスト朝が一番細く、夜は太い
    • 腹部食事の前後で差がある
    • 身長朝が一番高く、夜が低い

    4. 加齢によるバストの変化

    変化のスピードも度合いも人によってさまざまですが、バストやからだのアウトラインは年齢によって変化します。
    バストは下垂するだけではなく、両脇にも流れていきます。

    加齢によるバストの変化

    5. 加齢によるヒップと腹部の変化

    変化のスピードも度合いも人によってさまざまですが、ヒップと腹部は年齢によって変化します。
    下半身は、ウエストの後部から腰にかけて脂肪がついていきます。

    加齢によるヒップと腹部の変化

    6.
    バスト・腹部・ヒップ以外の変化

    女性のからだは、バスト・腹部・ヒップ以外にも脂肪が付きやすいといわれています。

    • 大腿部
    • 肩甲および上腕部
    • 下腿部(ふくらはぎ)

    その結果、下記のような変化が体型にあらわれやすくなります。

    • 肩が丸くなる
    • 背中が丸くなる
    • バストフレームが
      あいまいになる
    • ヒップポイントが下がる
    • ウエストのメリハリが
      少なくなる
    • 太ももからヒップの
      ポイントがあいまいになる
    • おなかが出てくる

    ※上記には個人差があります。

    肉質について

    • 1. 筋肉質

      スポーツウーマンタイプに多く、筋肉が発達して皮下脂肪が少ない人に多い体型です。
      脂肪質の人に比べて融通性が少なく、補整しにくいタイプです。

    • 2. 脂肪質

      皮下脂肪が厚めで、脂肪層が柔らかく、丸みをおびた体型です。
      このタイプの人には、乳房やヒップが下垂しやすい人が多く見られます。
      筋肉質の人に比べて融通性があるため、補整がしやすいタイプです。
      年齢による体型の変化や、体重増減による体型の変化の影響が出やすいタイプでもあります。

    • 3. 中肉質

      上記どちらにも属さない肉質の人です。
      脂肪沈着しやすい脇、背中、おなかなどをチェックし、からだにあったインナーウェアをお選びください。

    からだの厚みについて

    からだの幅に対して厚みがある体型

    厚みがあり、からだの横幅が狭いので、着やせして見えるのが特徴です。

    からだの幅に対して厚みがある体型

    ブラジャー乳頭間隔やバストフレームが狭いタイプがおすすめです。

    ガードル前はサポートして、ヒップ部の丸みをつぶさないように心がけましょう。

    からだの幅に対して厚みのない体型

    からだの厚みがないので、見た目よりサイズが小さいのが特徴です。

    からだの幅に対して厚みのない体型

    ブラジャーバストフレームが広めのタイプがおすすめです。からだに丸みを持たせるために、ボリュームアップできるパッド入りタイプもおすすめです。

    ガードル脇から後中央にふくらみを寄せ、ヒップに丸みをもたせるサイドサポートのものがおすすめです。

  • 03 インナーウェアの美しい着け方

    ブラジャーの着け方

    step1

    ストラップに腕を通し両肩にかけたら、カップ下のアンダー部分がバストの付け根にあるか確認します。軽く前かがみになり、バストをカップに納めます。

    step2

    ホックを留め、バストを脇下部分から手で寄せて整えます。

    step3

    アンダー部分の前後を水平に整え、ストラップの長さを整えます。

    3DフィッティングCHECK ブラジャー編 全て当てはまったら、身体にぴったりフィットしている証です。

    3DフィッティングCHECK ブラジャー編
    3DフィッティングCHECK ブラジャー編
    • ストラップは、ゆるすぎたり食い込んだりしていない。
    • バストフレームとワイヤーが隙間なくフィットしている。
    • アンダーバストは、前後で水平になっており、ゆるすぎたりくい込んだりしていない。
    • カップ上辺や脇が浮いたり、バストが押さえられたりしていない。
    • 前中心は、浮いたり押さえられたりしていない。

    あてはまる項目が少なかった方は、ぜひお近くのトリンプでフィッティング体験を!

    ガードルのはき方

    step1

    ガードルのウエストから1/3くらいを外側に折り、両手で持ち引き上げます。

    step2

    ウエスト位置で、前中央、両脇を整えます。

    step3

    ガードルの中に手を入れ、ヒップを持ち上げながらガードルにヒップを納めます。最後にウエストと裾部分を整えます。

    3DフィッティングCHECK ガードル編 全て当てはまったら、身体にぴったりフィットしている証です。

    3DフィッティングCHECK ガードル編
    3DフィッティングCHECK ガードル編
    • ウエストは、浮いたりくい込んだりしていない。
    • ヒップフレームがガードルのヒップ位置におさまっていて、ヒップアップしている。
    • マチ部分は、浮いたりくい込んだりしていない。
    • ウエストは、前後で水平になっている。
    • 裾は、浮いたりくい込んだりしていない。

    あてはまる項目が少なかった方は、ぜひお近くのトリンプでフィッティング体験を!

  • 04 インナーウェアをきれいに保つ洗い方

    ひと手間が大事

    パッドは外しましょう

    取り外し可能なパッドは、外して別に洗うことで洗剤成分が残りにくくなります。

    洗う前のひと手間

    色と素材で分けましょう

    濃い色のものは色移りすることがあります。手洗いするときは、白、淡い色、濃い色の順に洗いましょう。

    ネットを使いましょう

    洗濯機を使う場合は、必ずネットに入れましょう。ネットは大きすぎず、ランジェリーの分量は、全体の2/3くらいがおすすめです。

    洗う前のひと手間

    洗剤はよく溶かしましょう

    洗剤が直接ついたり、量が多すぎると、色落ちや変色がおこり、生地を傷めます。洗剤は適量をよく溶かして使いましょう。

    塩素系漂白剤はNGです

    漂白は変色・黄ばみを促し、ポリウレタン素材を傷めるので避けましょう。洗剤は中性洗剤を使いましょう。

    洗う前のひと手間

    金具は留めましょう

    手洗いでも、洗濯機洗いでも、ホックやファスナーは、留めてから洗いましょう。このひと手間が、きれいな形を保ちます。

    洗う前のひと手間

    手洗いの基本

    インナーウェアにワイヤー・ボーン・ファスナーがある場合は、手洗いしましょう。

    1. 手洗いの方法

    手洗いの基本
    • 1ゆったりした大きめの容器を用意しましょう。
    • 2水かぬるま湯に中性洗剤を溶かします。
    • 3両手で軽く押し洗い、気になるところはつまみ洗いをしましょう。
    • 4脱水は、タオルにはさんで水気を取ります。
      ※洗濯機脱水やねじり絞りは型崩れの原因につながります。

    POINT

    • ● 洗濯は短時間で行いましょう。
    • ● 漂白剤の使用は、変色・黄ばみを促進します。
    • ● すすぎは十分におこないましょう。

    ※ポリウレタン製品の取扱いについて

    伸縮素材全般に使用されているポリウレタン糸は、未使用でも時間の経過とともに劣化する性質があります。
    湿気、赤外線、熱、汚れ、塩素など、お取扱いや保管状況により、3~5年で劣化がはじまる場合もあります。
    お買い上げ後は、なるべく早めに使用しましょう。

    洗濯表示のチェックは
    お忘れなく

    1.
    洗濯表示のアイコンが
    新しくなりました

    よりきめ細かい表示になり、表示は取扱い方の上限を表します。
    インナーウェアをきれいに保つために、洗濯表示は必ず確認しましょう。

    洗濯表示のチェックはお忘れなく 洗濯表示のチェックはお忘れなく

    インナーウェアをきれいに保つための
    チェックポイント

    洗濯機で他のものと一緒に洗っていませんか?

    洗濯機で他のものと一緒に洗っていませんか?<
    洗濯機や乾燥機で強い力がかかると、ワイヤーの変形や飛び出しが発生する可能性があります。

    洗濯機を使用する際は、
    十分ご注意ください。

    • ● インナーウェアは単独で洗いましょう。
    • ● 「弱」「ドライ」などのコースを使いましょう。
      ※強い脱水は生地を傷めます。
    • ● 洗濯からすすぎは5~6分が目安です。

    体型にあったサイズを身に着けていますか?

    許容範囲いっぱいのサイズは、着用時、生地に負担をかけてしまい、寿命を短くしてしまいます。
    今、身に着けているインナーウェアが適切なサイズか調べてみましょう。

    買い替えの目安は?

    サイズが合わない、または、傷んだインナーウェアは思い切って整理しましょう。
    生地が薄くなった、着けごこちが変わった、変形など補整機能が弱いと感じたら買い替え時期です。

    着用後そのまま放置していませんか?

    からだから出た汗や皮脂などは早く落として、汚れをそのままにしないことが大切です。
    汚れたままにしておくと、素材の通気性・吸湿性・柔軟性などが失われて、傷みを早めてしまいます。
    こまめに洗う習慣をつけましょう。

    ご不明点はトリンプコーナーにお越しください。
    知識の豊富な店頭アドバイザーが、いつでもお待ちしています。

  • 05 干し方&しまい方

    干し方&しまい方

    干し方&しまい方

    脱水後は、すぐに干しましょう

    タオルドライをしたら、ブラジャーはカップの形を整え、ランジェリーやインナーなどはシワを伸ばしましょう。

    風通しの良い、日陰に干しましょう

    直射日光による乾燥は、黄ばみや色あせ、生地の劣化の原因となります。特に乾燥機の使用は避けましょう。
    シワや変色、カビの原因になるので、よく乾かしましょう。

    収納はゆったりと

    タンスには、イラストのようにたたみ、ゆったりとしまいましょう。
    詰めすぎるとカップが変形したり、シワの原因となります。

    ブラジャー

    干し方&しまい方

    アンダー部分をカップ後側に返します。

    干し方&しまい方

    アンダー部分をカップ内側に納めます。

    干し方&しまい方

    ストラップをカップの内側に納め、
    カップをつぶさないように、そのままの形で重ねるように収納します。

    ガードル&ショーツ

    干し方&しまい方