「ブラジャーがずれる」という悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか。本記事では、ブラがずれる原因や体に合わなくなったサイン、そして効果的な対処法まで徹底解説。さらに自分に合ったブラの選び方やおすすめ商品もご紹介します。自分にぴったりの一枚を見つけて快適な毎日を送りましょう。
毎日身につけるブラジャーですが、「なんだかしっくりこない」「いつの間にかずれている」という経験はありませんか。実は、多くの女性が同じような悩みを抱えています。ここでは、ブラジャーのズレについて、どんなお悩みがあるのか見ていきましょう。
歩いているうちにブラジャーが下がってきて、気づくとアンダーバストの位置よりも下にずれているというお悩みを抱える方は多いです。このような下方向へのズレは、アンダーバンドが緩すぎたり、体の動きにブラジャーがついていけていないといった原因が考えられます。
手を上げたとき、カップ部分やアンダーバンドが胸と一緒に上がってしまい、元の位置に戻りにくいという悩みもよく聞かれるトラブルです。これは、アンダーサイズが小さすぎるか、カップサイズが合っていないことが主な原因です。
日中活動していると、ブラジャーが左右どちらか片方にずれてしまい、バストがきちんとカップに収まらないといったお悩みも多く寄せられます。左右へのズレや安定しない原因は、カップの形や深さが自分の胸に合っていなかったり、バストが離れ乳である場合に起こりやすいです。
肩ひも(ストラップ)が肩から落ちてしまい、何度も直す必要があるという悩みも非常に多いです。肩ひもがずり落ちてしまうのは、ストラップが緩すぎたり、肩の骨格や身体のラインにストラップが合っていないことが関係しています。
カップの上部が胸に密着せず、中央部分が浮いていると感じる方も少なくありません。これは、胸全体がしっかりカップに収まっていないためです。このズレは、カップサイズが大きすぎる、カップの形や深さが胸のボリュームに合っていないなどが原因です。
「ブラジャーが多少ずれても、見えないからいいかな」と思っていませんか。実は、ブラジャーがずれたまま着用し続けると、バストの形や健康面にも悪影響を及ぼす可能性もあるようです。ここでは、ブラジャーがずれたまま着用し続けた場合に起こりやすい代表的なリスクを3つ解説します。
参照:衣服による皮膚障害
参照:衣服圧の功罪
ブラジャーがずれたまま使い続けると、バスト本来の位置をしっかり支えることができず、バストが垂れてしまったり、横に広がって形が崩れやすくなるリスクが高まります。
バストの中には、クーパー靭帯というコラーゲンの細い繊維の束があります。これは、バストを吊り上げ、きれいな形を保つ働きをしています。しかし、ブラジャーがずれたまま着用し続けることによってバストの支えが不十分な状態だと、クーパー靭帯に常に負担がかかり続け、少しずつ伸びていってしまうのです。その結果、バストの垂れや広がりを引き起こします。
ブラジャーがずれたまま長時間着けていると、バストの重さを本来のバランスで支えられず、肩や背中に余分な負担がかかります。これにより、肩こりや首こり、さらには全身の疲労感まで引き起こすことがあるため注意が必要です。
ブラジャーのストラップやアンダーバンドがずれていると、重さが偏った部分に集中し、血行不良や上半身の緊張が強くなります。ブラジャーの支える力をバランスよく分散させるためには、ずれないブラジャーの着用が不可欠です。
ブラジャーがずれていると、皮膚とブラの間で摩擦が起きやすくなり、肌にとっても悪影響です。とくに運動時や汗をかきやすい季節には、肌トラブルのリスクがさらに高まります。
汗で蒸れた肌は、普段よりもさらに敏感で傷つきやすい状態です。そこにずれによるブラジャーの摩擦が加わることで、かゆみや赤み、ヒリヒリとした痛みといったかぶれ(接触性皮膚炎)が起こりやすくなります。
日常生活でブラジャーがずれると感じるときには、原因がいくつかあります。サイズが合わない、つけ方が間違っている、長く使いすぎているなど、なぜずれるのか6つの理由を詳しく解説するので、自分がどの理由に当てはまるのかチェックしてみてください。
ブラジャーがずれる最も一般的な原因は、アンダーバストのサイズが合っていないことです。アンダーバンドはブラジャー全体の土台となる部分で、バストを支える重要な役割を担っています。
アンダーサイズが大きすぎると、バストの重みでブラジャー全体が下方向にずれ落ちてしまいます。一方、小さすぎるとアンダーバンドが肌に食い込み、不快感から無意識に上方向へ持ち上げてしまうため、上へのズレが生じます。
カップサイズの不一致もブラジャーがずれる大きな原因です。カップが小さすぎると、バストがカップからはみ出し、特に動いた時に上方向や横方向へのズレが生じやすくなります。一方、大きすぎると隙間ができて固定されず、やはりズレの原因となります。
カップサイズが合っているかどうかは、ブラがずれないために非常に大切です。バストがカップからはみ出していないか、カップと胸の間に隙間がないか、ブラの中心が胸壁にぴったりついているかをしっかりチェックしましょう。
体重の増減や加齢による体型変化も、ブラジャーがずれる大きな原因です。特に、ダイエットのほか、妊娠・出産、更年期などによるホルモンバランスの変化は、バストのサイズや形状に大きく影響します。
体重変動があった場合や、ライフステージの変化(妊娠・出産・更年期など)があった場合は、ブラジャーのサイズや種類を見直しましょう。
参照:中高年女性の健康と病気を考える :女性ホルモン、セクシュアリティを中心に
どんなに高品質なブラジャーでも、長期間使用していると素材の伸びや劣化によってサポート力が低下し、ずれやすくなります。特にアンダーバンドの伸びが顕著です。購入時には適切だったサイズが、使用を続けるとともに緩くなってしまうことがあります。
ブラジャーは消耗品という認識を持ち、ゴムの伸び・生地の傷みを感じたら交換することを心がけましょう。また、手洗いや形を整えて干すなど、適切なケアも大切です。
ストラップ(肩ひも)の調整不足もブラジャーがずれる原因です。ストラップが緩すぎると、バストを適切に持ち上げる力が弱まり、ブラジャー全体が下方向にずれてしまいます。反対に、きつすぎると肩に過度な負担がかかるだけでなく、アンダーバンドが上に引き上げられてズレの原因になります。
また、ストラップがゆるいと肩からずれ落ちやすくなり、バストバンドだけでバストの重さを支えることになります。ストラップの調整をしっかりすることで、体への負担を軽減させましょう。
離れ乳の方がブラジャーを着用すると、カップの中心部分に隙間ができ、カップがバストに密着しないため、バストが横に流れやすくなります。また、中心部分が浮いてしまうため、動くたびにブラジャー全体が不安定になりズレの原因となります。
乳房の形が離れ乳タイプの方は、中心部分の幅が広めの設計、サイドから中央に寄せる構造、カップの横幅にゆとりがあるタイプのブラジャーがおすすめです。
ここまで、ブラジャーが上がってしまったり、着用中にずれてしまう理由について解説してきました。しかし、いくつかのコツを取り入れるだけで、誰でも簡単にズレを防止したり、快適に過ごせるようになります。ここでは、日常で実践しやすい5つの対策方法を解説していきます。
ブラジャーのズレを解消する最も簡単な方法の一つが、ストラップ(肩ひも)の調整です。ブラジャーのストラップの長さが左右で違うと、バストの重心が崩れてずれやすくなります。左右同じ長さ、同じテンションになるように調整しましょう。
正しいストラップの調整方法は以下の通りです。鏡を見ながらやってみてください。
アンダーの位置が前後で斜めになっていると、動いたときにずれたり、前に浮きやすくなります。ブラジャーのアンダーバンドを、肋骨に沿って水平になるよう整えてみてください。
ブラジャーを着用したら、アンダーバンドが背中で上がっていないか鏡で確認しましょう。背中でVの字になっていたら、ずれているサインです。アンダーバンドを肋骨に沿って水平にしたら、再度ホックをかけ直すと安定します。
バストがカップの中に正しく収まっていないことも、ブラジャーのズレの大きな原因です。特に、バストの一部が脇に流れていると、カップに隙間ができ、動くたびにブラジャーが上方向や横方向にずれてしまいます。
バストを正しくカップに収めるには、ブラジャーを着用した状態でバストを脇側から中央に寄せて、すくい上げるように全体をカップ内に入れて整えてください。日中ブラジャーがずれたと感じたときにも、トイレ休憩などの際に再調整する習慣をつけるとよいでしょう。
アンダーバンドの締めつけ具合も、ブラジャーのズレに大きく影響します。特にホックの留め方が緩すぎると、バストの重みでブラジャー全体が不安定になり、動くたびにずれてしまいます。
新品のブラジャーは、使用とともに伸びてくることもあるため、一番外側(緩い方)のホックで留めるのが基本です。使い込んで伸びてきたら、徐々に内側(きつい方)のホックに移行しましょう。ホックを留めた状態で、指2本程度が入るくらいの余裕がある状態が適切です。
どうしてもずれて困る時は、透明ストラップや、ストラップ補助具(クリップやホルダー)を使うのもおすすめです。肩ひもがずれやすい人やスポーツ時にも活躍し、外からも目立たずにしっかり補強できます。
これらの補助具は一時的な対策として有効ですが、根本的な解決にはなりません。自分の体型に合ったブラジャーを選ぶことが最も重要です。
ブラジャーのズレに悩んでいる方の中には「どれを選んだらいいかわからない」「本当に合うサイズが分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。自分に合わないブラジャーを着けていると、ズレや不快感だけでなく、バストラインや健康面にも悪影響を与えてしまうことがあります。
ここでは、ぴったりフィットするブラジャーを選ぶための3つのステップを詳しく紹介します。
ぴったり合うブラジャーを選ぶには、まず自分の正しいバストサイズと形を知ることが大切です。まずは全身が映る鏡と体に沿う柔らかい素材のメジャーを用意して、持っているブラの中で最も自分の体に合っていると思うブラを着用してサイズを測っていきましょう。
トップバストとアンダーバストの差でカップ数は決まります。測った数値をもとに、ブラジャーのサイズ表と照らし合わせて、自分に合ったサイズを選びましょう。
家で気軽にバストサイズを測りたい方は、トリンプの「#おうちでブラフィッテング」を参考にしてください。ブラのサイズが合っているか、セルフチェックできます。
また、鏡で自分の胸の形もチェックすると良いでしょう。例えば、丸みがある、下側にボリュームがある、離れがちなど、同じサイズでも形状によって合うブラが異なります。
自分のサイズと胸の形状がわかったら、次はそれに適したブラジャーのタイプを選ぶことが重要です。ブラジャーにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる目的や特性を持っています。
しっかりバストを支えたいならワイヤーブラ、バストが大き目ならバスト全体を覆うフルカップブラ、デコルテをきれいに見せたいならハーフカップブラ、脇や背中のはみ肉が気になる人は脇高ブラなど、自分の体型や悩みに合った機能性を考慮すると良いでしょう。
メーカーやデザインごとに、同じサイズでもフィット感はかなり異なります。自分にピッタリのブラは、実際に試着してみないとわかりません。恥ずかしいからと試着をしないのはもったいないです。店舗で購入する際は、必ず試着しましょう。
試着時には、アンダーやカップの浮きやくいこみがないか、脇からのはみ出しがないか、鏡で複数方向から確認すると安心です。店員さんにアドバイスをもらうと、さらに自分に合う一着に出会いやすくなります。
ブラジャーのズレに悩む女性にとって、自分に合ったずれにくい適切なブラジャーを選ぶことは日々の快適さに直結する重要な問題です。「動いてもずれない」「肌が敏感でも長時間ラク」「見た目もきれい」といった願いを叶えるブラジャーを紹介していきますので、ぜひ一度お試しください。
※記事に掲載されている商品価格はセールなどにより価格が変更になる場合がございます。正確な商品価格は商品詳細ページからご確認ください。
ワイヤー入りブラジャーの締めつけ感やズレに悩む方に特におすすめなのが、ノンワイヤーブラです。着けごこちが柔らかく、体の動きへの追従性も高いのが特徴です。昔に比べて、サポート力も大幅に向上し「快適だけど頼りない」というイメージは一掃されています。
優々ブラ630 ノンワイヤーブラジャー
価格:5,940円~(税込)
モールドカップでキレイなバストシルエットに整えます。背部はフラットな仕様で、上下ともにテープレスなので、くいこみにくく、アウターにひびきにくくなっています。脇高のパターンで、脇に逃げやすいバストをカバーし、背中も安定感のある着けごこちです。
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ボディコンシェルジェ440 ノンワイヤーブラジャー
価格:4,400円~(税込)
両脇の二重パワーネットと半円形の肩ひも留め具により安定感が優れています。カップに裏打がついているので、トップの透けが気にならない仕様です。カップ裏は綿混素材を使用しています。
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スマート バランス602 ノンワイヤーブラジャー
価格:5,390円~(税込)
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夢みるブラ(R) ノンワイヤーエアリー ノンワイヤーブラジャー2 フルブルーム
価格:3,960円~(税込)
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チャーミングラマー(R)ノンワイヤー ブラジャー リーフフロー
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補正ブラは、バスト全体を包み込んで支え「立体的な美しいシルエットをキープしたい」「横流れや垂れが気になる」という方におすすめです。脇から背中、アンダーまでしっかり固定する構造が多く、ズレ防止という観点からもとても優れています。
恋するブラ(R)623 ブラジャー
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天使のブラ(R)スリムライン632 ブラジャー
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フロラーレ バイ トリンプ017 ブラジャー(パッドなし)
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夢みるブラ(R) DeepV ブラ&ショーツセット スウィンギングブーケ
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ブラジャーのズレは、多くの女性が毎日感じている悩みですが、原因や対策を知ることで、驚くほど快適な着用感に変わります。毎日を心地よく、美しいバストラインで過ごすために、今日から「自分の体にフィットしたブラ選び」を意識してみてください。
本記事で紹介した内容を参考にして、ずれにくくて快適なブラジャーを見つけていただけたら幸いです。あなたにぴったりの一枚を見つけて、ストレスを感じない、快適な毎日を送りましょう。