ブラジャーのサイズ表の見方やバストサイズの測り方をトリンプが徹底解説

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本記事は正しいブラジャーの選び方や基礎知識をわかりやすく解説しながら、セルフで行うバストサイズの測定方法やサイズ表の見方などについても詳しくご紹介しています。自分に合った下着選びをしたい方は、ぜひ参考にしてください。

ブラジャーのサイズ表の見方やバストサイズの測り方をトリンプが徹底解説
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下着選びに必要なブラジャーの基礎知識とは

ブラジャーは、日常生活において欠かせないアイテムであり、正しく選ぶことで快適な着用感だけでなく、美しいバストシルエットにもつながります。

本記事では、これから自分に合う下着選びをしたい方に向けて、まず知っておきたいブラジャーの基礎知識をご紹介していきます。

ブラジャーの各部位の名称や役割を解説

ブラジャーは主に「カップ」「ワイヤー」「ストラップ」「アンダーベルト」などから構成されています。いくつものパーツが複雑に組み合わさることで、バストラインを整えたり、動きに対応したりしています。

さらに、使用する素材・パーツの組み合わせ方・縫製方法などでも違いが出やすく、バリエーションは多岐にわたります。

正しくフィットするブラジャーを選ぶためには、まず各部位の名称とその役割を知っておくことが大切です。

ブラジャーの「カップ」とは

ブラジャーの中心的な構造であり、バスト全体を包み込む部分です。丸みのある美しいシルエットをつくる役割を果たします。「フルカップ」「3/4カップ」「1/2カップ」など、カップの形状によってバストシルエットに大きく影響します。

ブラジャーの「ワイヤー」とは

ブラジャーの補正機能アップのためのパーツです。柔軟性が高いものほどバストメイク力は弱くなり、着用感が優しくなります。反対に、柔軟性が低いものほど着用感はハードになりますが、バストメイク力が高くなります。

ブラジャーの「ストラップ」とは

ブラジャーの肩ひものことです。バストを肩で支え、安定させる役割があります。ストラップの幅や伸度によって、機能性に違いが出ます。

  • ストラップ (肩ひも)の幅が狭く、よく伸びる場合→着用感が優しく、動きに対応しやすい
  • ストラップ (肩ひも)の幅が広く、伸びにくい場合→しっかりとした着用感でバストの造形性が高くなる

ブラジャーの「アンダーベルト」とは

ブラジャーのカップを支え、バストを持ち上げて安定させる、ブラジャーの土台となる部分です。

日本人女性の平均バストサイズ

2018年にトリンプが行ったブラジャーの売り上げ調査の結果は以下のようになりました。

バストサイズ 売上割合
Aカップ 2.1%
Bカップ 17.9%
Cカップ 26.9%
Dカップ 26.3%
Eカップ 18.8%
Fカップ 6.4%
Gカップ 1.6%

実際に購入されているブラジャーは、Cカップ・Dカップが多いということがわかります。

バストサイズの測定方法

サイズが合わないブラジャーを着け続けると、締めつけやズレなどの不快感だけでなく、バストラインの崩れや肩こりなど、さまざまなトラブルの原因になることもあります。

自分のバストに合ったブラジャーを選ぶには、正しいサイズ選びが大切です。

バストサイズの測定のために必要な道具

ご自宅で簡単にバストサイズを測定をするための方法をご紹介します。

用意するもの

測定に必要なものは以下です。

メジャー

アンダーバストとトップバストを計測する際に使用します。身体にフィットする、柔らかい素材のものを選びましょう。

全身が映るものがおすすめです。

セルフでバストを測定する方法

測定に必要なものが準備できたら、実際に採寸してみましょう。

  1. トップバスト
    バストの一番高いところを、床と水平にややゆるめに測ります。
    ※現在一番身体に合っていると感じるブラジャーを身につけ、バストを持ち上げた状態で、ブラジャーの上から測ってください。
  2. アンダーバスト
    バストのつけ根を床と水平に少しきつめに測ります。

セルフチェックのコツと注意点

バストサイズを測定する際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 息を止めたり胸を張りすぎたりせず、リラックスする
  • アンダーバストは息を吐いた状態で測る
  • トップバストは自然な呼吸を意識し、ふわっと測る
  • メジャーは斜めになっていないか、全身鏡で確認しながら測定する

バストサイズの測定は、わずかな誤差がフィッティングの精度に大きく影響するため、丁寧に行うことが大切です。できるだけ正確に測定できるよう、落ち着いてリラックスした状態で行いましょう。

測定結果からサイズを求める方法

ブラジャーのサイズは「カップサイズ」と「アンダーバスト」の2つの要素の組み合わせによって構成されており、カップはアルファベット、アンダーバストは数字で表されます。

例えば「C70」というサイズは「カップサイズがC・アンダーサイズが70cm」という意味になります。

カップサイズは、トップバスト(バストの最も高い部分)とアンダーバストの差によって算出されます。

トップとアンダーの差 カップサイズ
約10cm Aカップ
約12.5cm Bカップ
約15.0cm Cカップ
約17.5cm Dカップ
約20.0cm Eカップ
約22.5cm Fカップ

アンダーバストが70cm・トップバストが85cmだった場合
(トップバスト)85ー(アンダーバスト)70=15

トップバストとアンダーバストの差は15cmとなり、表に当てはめると「Cカップ」に該当します。

アンダーバストは70cmのため、組み合わせると「C70」サイズとなります。

トップバストサイズとアンダーバストサイズの差が各カップの中間にある場合は、数字がより近いほうのサイズを選びましょう。

また、トリンプの「#おうちでブラフィッティング」ページでは、測定した数値を入力するだけで、ご自身のバストサイズを知ることができます。ぜひご覧ください。

ブラジャーサイズ表とタグ表記の見方

ここからはブラジャーのサイズ表やタグ表記の見方についてご紹介します。

サイズ早見表とタグ表記の基本的な見方

日本のブラジャーは、JIS規格に基づいてサイズ表記されています。

以下はJIS規格のブラジャーサイズ表です。

カップ
トップとアンダーの差
アンダーバスト(cm)
62.5 - 67.5 67.5 - 72.5 72.5 - 77.5 77.5 - 82.5 82.5 - 87.5 87.5 - 92.5 92.5 - 97.5 97.5 - 102.5
Aカップ
約10.0cm
A65 A70 A75 A80 A85 A90 A95 A100
Bカップ
約12.5cm
B65 B70 B75 B80 B85 B90 B95 B100
Cカップ
約15.0cm
C65 C70 C75 C80 C85 C90 C95 C100
Dカップ
約17.5cm
D65 D70 D75 D80 D85 D90 D95 D100
Eカップ
約20.0cm
E65 E70 E75 E80 E85 E90 E95 E100
Fカップ
約22.5cm
F65 F70 F75 F80 F85 F90 F95 F100
Gカップ
約25.0cm
G65 G70 G75 G80 G85 G90 G95 G100
Hカップ
約27.5cm
H65 H70 H75 H80 H85 H90 H95 H100

S・M・L表記のブラジャーサイズ早見表

一部のブラジャーやブラトップ、ナイトブラ、スポーツブラなどでは、S・M・Lといった簡略化されたサイズで表記されていることがあります。

このようなS・M・Lといったシンプルなサイズ表記は、手軽に選べるというメリットがあります。

一方で、細かなサイズ調整が難しく、自分の正確なアンダーサイズやカップサイズを知らないまま選んでしまうと、着用時に違和感や不快感が生じる可能性があります。

そのため、S・M・Lなどのサイズ表記であっても、自分のバストサイズを把握して購入することが重要です。

以下はトリンプの人気商品、スロギーのサイズ目安表です。購入時の参考にしてください。

海外製ブラジャーサイズの変換方法

近年では、海外ブランドのランジェリーや通販サイトの普及により、日本国内でも海外製のブラジャーを購入する方が増えています。しかし、海外と日本とではサイズの基準や表記方法が異なるため、サイズ選びには注意が必要です。

例えば、日本ではアンダーバストをcmで表示しますが、アメリカやイギリスではインチ(inch)を基準としており、「32・34・36」などの数字でアンダーサイズを示します。

フランスでは、バンドサイズ(下着そのものの設計サイズ)を基準としているため、日本のアンダーバストに約+15cmした数値で表記されます。

例:日本サイズ「C70」の場合

  • アメリカ/イギリスサイズ→32C
  • フランスサイズ→85C

詳しい変換表はこちらをご覧ください。

合わないときはシスターサイズを試そう

シスターサイズ(姉妹サイズ)とは、カップの容量はほぼ同じまま、アンダーサイズやカップサイズの組み合わせを変えたサイズのことを指します。

ブラジャーは「アンダーサイズ(65・70など)」と「カップサイズ(A・B・Cなど)」の組み合わせによって構成されていますが、実はこの2つのバランスによって、カップのボリューム(容積)が同じでも、サイズ表記が異なる場合があります。これが、シスターサイズです。

アンダーサイズ 自分のサイズと同じ縦列にある前後のサイズがシスターサイズです
65 B65 C65 D65 E65 F65 G65
70 A70 B70 C70 D70 E70 F70
75 A75 B75 C75 D75 E75
80 A80 B80 C80 D80
85 A85 B85 C85

ブラジャーサイズが「C70」の場合、前後にある「D65」と「B75」がシスターサイズとなります。

例えば「バストはカップに綺麗に収まっているがアンダーがきつい」と感じる場合は、アンダーを大きくし、カップを1サイズ下げた「B75」に変更すると、より快適にフィットする可能性があります。

ただし、シスターサイズはあくまでもサイズ選びの目安となりますので、できるだけ試着して確認するのがおすすめです。

正しいブラジャーの着用方法

自分に合ったブラジャーでも、着け方が間違っていると、本来の補正効果を十分に発揮することができません。

ブラジャーの機能を最大限に活かし、美しいバストラインを保つためには、毎日の着用方法を見直すことが大切です。

ブラの正しい着用がバストラインを整える

正しいブラジャーの着け方について、基本的なステップをご紹介します。

  1. ストラップを腕に通し、カップ下のアンダー部分がバストの付け根にあるか確認します。軽く前かがみになり、乳房をカップに収めます。
  2. その後にカギホックを留め、乳房を脇下部分から手で寄せて整えます。
  3. ストラップの長さを調整したあと、アンダー部分の前後が水平になるようにします。背中側を気持ち低めに整えると、全体が水平に落ち着きます。

こちらにも詳しく書いてありますので、ぜひ参考にしてください。

日常的にできる簡単セルフフィッティングチェック

ブラジャーは、正しく着用していても時間の経過や体型の変化によってフィット感が変わることがあります。そのため、日常的にフィッティング状態を確認することが大切です。

ここでは、自宅で簡単にできるセルフフィッティングチェックの方法をご紹介します。

  1. バストフレームとワイヤーが隙間なくフィットしている。
  2. カップ上辺や脇が浮いたり、バストが押さえられたりしていない。
  3. ストラップがゆるすぎたり、くい込んだりしていない。
  4. アンダーバストは前後で水平になっており、ゆるすぎたり、くい込んだりしていない。
  5. 前中心(※)は、浮いたり押さえられたりしていない。

※ブラジャーの真ん中のフロント部分のこと。

これらのポイントを定期的に確認することで、ブラジャーが正しくフィットしているかを見極めることができ、快適な着けごこちを保つだけでなく、バストや身体の変化にもいち早く気づくことができます。

ブラジャー選びの際にサイズ以外に見るべきポイント

自分に合ったブラジャーを選ぶ際には、サイズだけでなく、バストの形やお悩み、着用シーンに合わせて選ぶことで、より快適な着けごこちを実現できます。

ここからは、ブラジャーを選ぶ際に注目していただきたいポイントについて、詳しくご紹介していきます。

ブラジャーの形の違いと体型に合う選び方

ブラジャーには、フルカップ・3/4カップ・ノンワイヤーなど、さまざまな種類があり、それぞれに合いやすい体型やバストの特徴があります。

それぞれのブラジャーの形や機能を正しく理解することで、自分の身体によりフィットするアイテムを選ぶことができ、快適さや美しいシルエットにもつながります。

ここでは、代表的なブラジャーの種類と特徴についてご紹介します。

3/4カップ

バストを覆う面積がフルカップの約3/4、ストラップが脇寄りについており、カップ上部の1/4をフロントに向かってカットしてあるカップです。脇寄せ効果が高く、脇に流れやすいバストのボリュームを中央に移動させ、すっきりとしたサイドシルエットを作ることができます。脇寄せ効果が高く、脇に流れやすいバストのボリュームを中央に移動させ、すっきりとしたサイドシルエットとくっきりとした谷間をつくることができます。商品数が多く、機能性も異なるため、豊富な種類の中から自分に合った着けごこちのブラジャーを選ぶことができます。

フルカップ

カップの面積が広く、バスト全体をしっかりと包み込みます。安定感のあるつくりで、動いてもバストが揺れたりカップからあふれたりしにくく、バストが大きい方や柔らかい方でも合いやすいです。

1/2カップ(ハーフカップ)

カップ上辺が水平にカットされているブラです。ストラップの取り外しができるものが多く、ストラップがない状態でもバストを安定させるために、土台がしっかりしています。バストを下から持ち上げてふっくらさせてくれるため、デコルテまわりにボリュームを出したい方にもおすすめです。

ノンワイヤー

ワイヤーの入っていないタイプのブラジャーで、肌あたりが優しく、圧迫感や締めつけ感が少ないのが特徴です。ワイヤー入りブラと比べて着けごこちが楽なものが多いため、生理中などバストがデリケートな時期にもおすすめです。また、長時間ブラジャーを着けるシーンでも快適に過ごすことができます。

目的やシーン別に選ぶおすすめブラジャー

目的やシーンに応じたブラジャーを選ぶことで、着けごこちの良さはもちろん、バストラインも美しく整え、より快適に過ごすことができます。

ここからは、ライフスタイルやお悩みに合わせたおすすめのブラジャーをご紹介します。

※記事に掲載されている商品価格はセールなどにより価格が変更になる場合がございます。正確な商品価格は商品詳細ページからご確認ください。

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通常のワイヤーよりしなやかで細い「コンフォートワイヤー」を使用しており、肌あたりが優しいブラです。柔らかくクッション性のあるパッドが内蔵されており、バストになじんで自然にバストアップしてくれます。
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脇をすっきりと見せたいとき

天使のブラ(R) スリムライン632 ブラジャー
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肩を出したお洋服を楽しみたいとき

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ブラの締めつけを気にせずたくさん動きたいとき

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おうちでリラックスしたいとき

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本記事では、ブラジャー選びに役立つ基礎知識やポイントについてご紹介しました。

ご自身の体型やライフスタイルに合ったブラジャーを選ぶための参考になれば幸いです。