ブラジャーやショーツ等の下着の正しい捨て方や分別方法を徹底解説

作成日
更新日

使い古した下着の処分にお困りではありませんか?本記事では、ブラジャーやショーツの正しい捨て方と分別方法を詳しく解説します。環境に配慮したリサイクル方法や掃除などに使える再利用方法など、すぐに実践できる下着の賢い処分法をご紹介します。

ブラジャーやショーツ等の下着の正しい捨て方や分別方法を徹底解説
目次 非表示表示

下着はどれくらいでだめになる?買い替えるタイミングとは

下着、特にブラジャーは見た目では分からなくても、着用頻度や保管状態によって劣化し、寿命を迎えます。

ブラジャーの寿命は着用頻度や洗濯方法によって大きく変わるため、注意が必要です。
例えば、ブラジャーを洗濯用ネットに入れないまま洗濯すると100回着用する前に寿命を迎えてしまう可能性があります。

見た目で分かる買い替え時サイン

以下は見た目でわかる下着の替え時サインの一例です。参考にしてみてください。

  • 下着の生地が色あせたり毛玉ができたりしている
  • 下着のゴムが伸びきっている
  • ブラジャーの着けごこちが変わり違和感を覚える
  • ブラジャーのワイヤーの変形
  • ブラジャーのカップの変形
  • ブラジャーのストラップの緩み
  • 見た目の劣化

着用してわかる買い替え時サイン

以下は着用してわかる下着の買い替え時サインの一例です。こちらも参考にしてみてください。

<ショーツ編>

  • ウエストや足まわりのゴムが伸びてずれてくる
  • 着けてもヒップへのフィット感などがないと感じる

<ブラジャー編>

  • 体をひねるとカップが浮く
  • 腕を振ると胸のお肉が脇からはみ出る
  • バンザイをするとブラがずれ上がる
  • 肩を回すとストラップが落ちる

上記で紹介したサインがある場合には、下着本来の役割が発揮できなくなっているため、着用頻度に関わらず下着を処分し買い替えることをおすすめします。

ブラジャーやショーツがダメになってしまった時の正しい分別方法を解説

ブラジャーやショーツを捨てる際には、お住まいの地域によって異なりますが、素材ごとに分別する必要があります。

ブラジャーには布部分と金属部分が含まれているため、それぞれ分けて処分しましょう。
ショーツは、装飾品が付いていなければそのまま処分できます。

ブラジャーの部位ごとの正しい分別方法

ブラジャーには布地だけでなく、金属や樹脂が使われているため、可燃ごみと不燃ごみに分けて処分する必要があります。

部位 分別方法
ワイヤー 金属製が多く、不燃ごみとして捨てることをおすすめします。
ワイヤーを取り外す際は、ブラカップの端をハサミで切ってから抜き出すとよいでしょう。
ホック 金属部分と布部分が一体化しているため、ホックが付いている部分を布ごと切り離して、不燃ごみとして捨てます。
アジャスター 金属製であれば不燃ごみ、樹脂製であれば可燃ごみとして捨てます。ストラップからアジャスターだけを取り外すのが難しい場合は、ストラップごとハサミなどで切り離して処分しましょう。
ストラップ 布地部分をハサミで細かく切ってから、可燃ごみとして捨てます。
カップ カップ部分も細かく切ってから、可燃ごみとして捨てましょう。パッドは取り外して、掃除などに再利用することもできます。
装飾 金属やビーズなどの装飾は取り外せる場合は取り外します。素材に応じて分別しましょう。

ブラジャーの部位ごとの正しい捨て方(処分方法)を手順ごとに分けて解説

続いて、下着の捨て方(処分方法)を手順ごとに分けて解説していきます。

ブラジャーのワイヤー部分の捨て方の手順

用意するもの:ハサミ

1.ブラジャーを広げます。

2.ワイヤーが入っている箇所に、生地ごとハサミを入れます。

3.ワイヤーが取り出しやすい深さまで切れ目を入れましょう。

4.切れ目からワイヤーを抜き出します。

5.ワイヤーの先端を引っ張ると抜き出しやすいです。

6.ワイヤーをすべて抜き出します。

ブラジャーのホック部分の捨て方の手順

用意するもの:ハサミ

1.ホックの部分にハサミを入れます。

2.画像のように縦にハサミを入れて、ホックを切り離します。

ブラジャーのアジャスター部分の捨て方の手順

用意するもの:ハサミ

1.アジャスターの上部にハサミを入れます。

2.次にアジャスターの下部にハサミを入れます。

3.アジャスターをブラジャーから切り離します。

ブラジャーのストラップ、カップ、装飾部分の捨て方の手順

用意するもの:ハサミ

1.ストラップ部分は布地部分をハサミで細かく切ります。

2.カップ部分もハサミで細かく切ります。

3.金属やビーズなどの装飾部分は取り外せる場合は取り外します。

今回紹介した分別方法は一例であるため、詳細についてはお住まいの地域のゴミの分別方法を確認してください。

ショーツの正しい分別方法

一般的にショーツ本体は可燃ごみとして処分できます。

しかし、金属製の装飾品やビーズが使われている場合には分別方法が異なる場合がありますので、お住まいの自治体のルールに従って処分するようにしましょう。

ブラジャーやショーツのおすすめの捨て方3選

こちらでは、ブラジャーやショーツのおすすめの捨て方を3つご紹介します。

そのまま捨てる

下着をそのままゴミ袋に入れて捨てる方法はとにかく手軽で、面倒な手間がありません。

しかし、そのまま下着が見える状態で捨ててしまうのは防犯上心配な面もあるため、新聞紙などに包んでから捨てることがおすすめです。

切り刻んで捨てる

プライバシーの保護や防犯上の問題に心配があるという方には、下着を切り刻んで捨てる方法がいいでしょう。

切り刻むことで下着の形がわかりにくくなるため、一人暮らしで防犯面が気になる方にはおすすめの方法となります。

見えない袋に包んで捨てる

中が見えないビニールや紙袋に入れることで、プライバシーを守って処分することができます。
袋に入れるだけで捨てられ、切り刻む手間もいらないため手軽に行えます。

しかし、袋を準備しなければいけないのが面倒に感じる方もいるかもしれません。

下着を捨てるのはもったいない!そんな方におすすめの再利用方法とは

下着の捨て時だとはわかっていても、もったいなくて捨てられないという方もいるのではないでしょうか。

実は捨てるだけではなく、下着リサイクルを利用したり掃除に使ったりする方法があります。それでは、詳しくご紹介します。

下着リサイクルを利用する

下着メーカーによっては、使用済みのブラジャーを回収して再生プラスチックや固形燃料などにリサイクルするサービスを行っています。

近年話題となっているSDGsの取り組みの一つとして、各下着メーカーがキャンペーンを行っている場合もあるので、下着を捨てるのに困った際は利用するといいかもしれません。

こちらの取り組みは、環境保護だけではなく、プライバシーにも配慮して処分されるので安心して利用できます。

ただし、時期によってはキャンペーンを実施していない場合もあるため、注意が必要です。

水回りの掃除用品として使う

ブラジャーのパッド部分は、吸水力が抜群で手に持ちやすい形状のため水回りの掃除用品として再利用することができると言われています。

洗面台や台所の流し台などの、普段のお掃除に使用してみてはいかがでしょうか。

本記事では下着の正しい捨て方や分別方法について解説いたしました。
下着の分別方法に困った際は、今回紹介した方法を思い出していただければ幸いです。