「A80サイズのブラって、なかなか売ってない……」
「買ってもカップがパカパカ浮く……」
このようなお悩みは、実は「サイズ選び」と「ブラの形」のミスマッチが原因かもしれません。
この記事では、A80ブラに特有の悩みを解決する、正しい測り方と浮かない選び方を、プロ目線で徹底解説します。
A80のブラがしっくりこないとき、まず見直してほしいのが「サイズの測り方」です。
それでは、プロのフィッターが推奨する、JIS規格(日本産業標準調査会)に基づいたバストサイズの測定方法を紹介します。
ブラジャーのサイズを決めるには「アンダーバスト」と「トップバスト」の2箇所を測ります。
| アンダーバストを測る | リラックスした状態で、メジャーを胸のすぐ下に水平に回す |
| トップバストを測る | 前かがみで90度お辞儀の姿勢になり、バストが自然に前に集まった状態で測る |
メジャーはやわらかいタイプを使うのがおすすめです。測定する際は、鏡を見ながらメジャーが傾かないよう確認しましょう。
日本のブラジャーサイズは、JIS規格に基づいて定められ「カップサイズ=トップバスト − アンダーバストの差」によって決まります。
たとえば「A80」は、次のように定義されます。
| アンダーバスト | 約80cm |
| トップバスト | 約90cm |
| トップバスト-アンダーバスト(差) | 約10cm(Aカップ) |
引用: JISC 日本産業標準調査会
自分の測定値がこの範囲に該当するかを確認すれば、A80が本当に適しているか判断できます。
「測り直してもサイズはA80だったのに、ブラがパカパカ浮いてしまう……」
そのようなお悩みの背景には、数値的な問題ではなく「ブラのデザイン」や「着用方法」が関係している場合があります。
ここでは、A80ブラで「カップ浮き」が起きる主な原因を解説します。
サイズ自体は合っていても、カップの形状とバストのボリュームバランスが合っていないと、カップの上辺が浮いてしまうことがあります。
主な対策
バストとカップの「立体的な相性」を見直してみましょう。
ブラのアンダーが緩すぎると、カップが正しい位置にフィットせずに浮いてしまう原因になります。
逆に締めつけすぎても、ズレやくいこみにつながるため、適切なアンダーの調整が欠かせません。
この場合、ホックの位置を見直し「A80がゆるい」と感じる場合は、姉妹サイズのB75なども検討してみましょう。
意外に多いのが、ストラップが長すぎて、カップが浮いてしまうケースです。
バストの位置が下がると、カップ上辺が肌に沿わずパカパカ浮く原因になります。
この場合、鏡でバストの位置を確認しながら、アンダーに合わせてブラを固定し、ストラップを調整しましょう。
バストの円隔に合っていないワイヤーを選ぶと、ワイヤーが浮いてしまい、バストが安定しません。
特に、A80のようにアンダー広め、カップ浅めの体型には、U字ワイヤーよりL字ワイヤーやワイド設計のブラが合うことが多いです。
なお、トリンプでは独自開発の「コンフォートワイヤー」を使用したブラも展開されており、快適な着けごこちが魅力です。
通常のワイヤーよりも細くしなやかで、動きに合わせてやさしくフィット。肌あたりがやさしい構造なので、より高い安定感が得られるでしょう。
トリンプ
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ブラの着用位置が低いと、カップが正しいバスト位置にこないため、上辺が浮きやすくなります。
正しい着用位置の目安は、バストトップ(胸の一番高い位置)が、二の腕の付け根あたりと水平になるのが理想的です。
明らかに下にある場合、カップが浮きやすく、バストラインも崩れやすいので、正しい位置に見直してみましょう。
ここからは、A80の体型に合ったブラ選びのコツを3つ紹介します。
A80のようにバストの円隔が広めな方は、一般的なU字ワイヤーではワイヤーの幅が足りず、ワイヤーが当たる・浮くといった不快感を感じやすい傾向があります。
その場合は、ワイヤー幅が広く、前中心が低めに設計された「L字ワイヤー」を選ぶと、脇までしっかりカバーでき、自然なフィット感が得られるでしょう。
A80のように、バストの円隔は広いけれど高さがあまりない体型では、フルカップなどの深めのブラは浮きやすくなります。
そのようなときは、浅め設計の3/4カップや、ハーフカップのブラジャーを選んでみましょう。
バストの丸みにフィットしやすく、カップ上辺がパカパカしにくいため、服のラインにもひびきにくくなります。
アンダーサイズが大きめの方は、背中や脇にお肉がつきやすく、バストが流れやすい傾向があります。
こうした体型には「脇高設計」や「広めのバックベルト」のブラがおすすめです。
背中や脇のボリュームをしっかりカップに入れ込むと、バストラインが整い、カップの浮きも軽減できるでしょう。
「肌に優しい綿混」「安定したホールド感」の条件を満たし、かつデザイン性を兼ね備えたブラジャーを3つ紹介します。
※記事に掲載されている商品価格はセールなどにより価格が変更になる場合がございます。正確な商品価格は商品詳細ページからご確認ください。
価格:¥4,950(税込)
締めつけ感が苦手でも、脇や背中のすっきり感はキープしたい。そんな方に嬉しいノンワイヤーでもしっかりホールドするブラジャーです。
ムレを軽減するメッシュテープや、綿混素材のやさしい肌ざわりで、長時間の着用も快適です。凛としたレースデザインが日常に上質さを添えます。
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やさしい着けごこちと、シンプルで上品なデザインが魅力のノンワイヤーブラジャーです。
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フックは2段3列で安定感があり、日常使いにぴったりの頼れる1枚です。
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A80ブラに関するよくある質問を、Q&A形式でまとめました。
A80とB75は姉妹サイズと呼ばれ、バストのボリュームはほぼ同じです。
アンダーをしっかりめに着けるなら「B75」を、ゆとりが欲しいなら「A80」がおすすめです。
代用可能です。ただし、アンダーがきついと感じたら、無理せず避けましょう。
見つからない場合は、ノンワイヤーややわらかめのワイヤー、アンダーゆったり設計のものも検討してみてください。
補正用として使うのはアリです。
ただし「浮く」「ズレる」などの原因が、ブラの形にある場合は、ワイヤー幅やカップの深さなど、バストの形に合ったブラを選ぶと、快適に着用できます。
「A80なのにカップが浮く……」
その悩みは、サイズではなく形のミスマッチが原因かもしれません。
まずは正しい測り方で、自分の本当のサイズを見直してみましょう。
トリンプでは、無料のフィッティングサービスを店舗で実施中。サイズや形選びに迷ったら、プロのアドバイスを受けて、自分にぴったりの1枚を見つけてみてください。
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