本記事では、ブラジャーにカビが発生する原因やカビが引き起こす影響について解説します。カビの落とし方や予防方法についても解説しています。また、カビが発生しづらいブラジャーも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
ブラジャーに黒い点がポツポツとできていたり、黒く変色している場合は、カビが生えている可能性があります。
しっかりと洗濯をしていても、乾かし方や収納方法によってカビが発生しやすくなります。
ブラジャーにカビが発生しやすい場所は、カップの内側や裏地です。黒い点々や黒く変色していないかしっかりと確認しましょう。
また、目に見えなくてもカビの臭いがする場合は、カビが発生している可能性があるため注意が必要です。
上記の画像はインナーに付着したカビの画像ですが、ブラジャーにカビが発生した場合も同じような見た目のカビが発生することが多いです。
カビが発生しやすい原因は、湿度や通気性、洗濯環境などが関係しています。しっかり洗濯していても洗濯方法や収納環境によってカビが発生しやすくなるため、確認しておきましょう。
ブラジャーは肌に直接触れるもののため、汗や皮脂が付着します。ブラジャーを着用した後、すぐに洗濯せずにそのまま放置をしていると、雑菌やカビが増殖しやすくなります。汗や皮脂の汚れは、雑菌やカビの栄養分となります。
カビを発生させないためにも、ブラジャーを着用した後は、なるべく早めに洗濯をするようにしましょう。遅くても着用した当日に洗濯すると良いでしょう。
また、洗濯で使用する洗剤の種類や量、すすぎの回数なども適切でないとカビが発生しやすくなります。洗濯方法によっては、汗や皮脂の汚れが残ってしまい、雑菌やカビが増殖してしまいます。
洗濯後の干し方や収納方法によってはカビが発生しやすくなることがあります。
ブラジャーを洗濯後、暗い場所や湿度が高い場所で干してしまうと、なかなか乾かずに生乾き状態になります。生乾きは、雑菌やカビが増殖する原因になります。
ブラジャーの素材によって、カップ部分やパッドが乾きにくくなるため注意が必要です。
また、下着を収納する場所も大切です。
クローゼットやタンスも通気性が悪いと、湿度が高くなり雑菌やカビが発生しやすくなります。特に梅雨の時期はクローゼット内の湿度も高くなるため注意が必要です。
カビはブラジャーの見た目や生地を傷めるだけでなく、肌へのトラブルを引き起こす可能性もあります。
カビはブラジャーのカップ内側や裏地など、肌に触れる部分に発生しやすいです。カビが発生している部分に皮膚が接触してしまうと、かゆみや湿疹、皮膚炎などを起こす可能性があります。
かゆみや湿疹から更に皮膚が刺激され、ブラジャーが擦れて痛みを感じるようになると、着用するのもためらってしまうなど、負の連鎖を引き起こすこともあるようです。
また授乳中の場合、お母さんの乳首を介して赤ちゃんにまで影響を起こしてしまう可能性もあるため注意が必要でしょう。
参照:皮膚真菌症診断・治療ガイドライン
カビは、皮膚のトラブルだけでなく、喘息や鼻炎などの呼吸器へのトラブルを引き起こす可能性もあるようです。
ブラジャーにカビが発生している場合、空気中にカビ胞子が舞いやすくなります。カビの胞子を長期的に吸い込んでしまうと、喉や鼻を刺激し、くしゃみや咳などの症状を引き起こすことがあります。放置してしまうとアレルギー反応を起こしやすくなり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの原因にもなるようです。
参照:カビについて
参照:カビ汚染に関わる室内環境と呼吸器への健康影響について
ブラジャーにカビが発生してしまった場合の正しい落とし方を解説します。
重曹は、皮脂などの油やタンパク質を分解する、弱アルカリ性の洗剤になります。汚れを落とすだけでなく、殺菌作用や消臭作用もあります。
また、重曹はやさしい成分のため肌が弱い方にもおすすめです。
洗濯方法
手洗いをする場合は、カビの発生部分をこすり過ぎてしまうと、カビが更に根付いてしまうため、押し洗いや振り洗いにしましょう。
酸素系漂白剤は、衣類の黄ばみやシミを除去し、除菌や消臭作用もある漂白剤です。
粉末タイプと液体タイプがあり、それぞれ、弱アルカリ性で、中性または弱酸性のものが多いです。
粉末タイプの方が漂白力は高いですが、生地を傷めてしまうため注意が必要です。
また、ブラジャーによって漂白剤は使用できない素材を使用している場合もあるため、洗濯表示を必ず確認しましょう。
酸素系漂白剤は肌への刺激も強いため、使用する場合は必ず手袋をつけましょう。
また、長時間つけ置きしてしまうと、色落ちや生地を傷める原因にもなるため、つけ置きをする際は長くても1時間にしましょう。
漂白剤には酸素系と塩素系の2つの種類があります。
塩素系漂白剤は、アルカリ性で酸素系よりも漂白力が強くなります。
白い衣類に汚れやシミがついてしまった場合は、漂白力が強い塩素系漂白剤がおすすめです。漂白力が高いため、色落ちしやすく柄物や色物には注意が必要です。また、生地も傷めやすいため、使用する頻度にも注意しましょう。
酸素系漂白剤は、塩素漂白剤よりも漂白力は弱いですが、色落ちはしにくいため、色物や柄物の衣類に使用できます。
粉末タイプの方が漂白力は高いですが、ウールやシルクなどには不向きになります。使える衣類の幅が広いのは、液体タイプになります。
ブラジャーは肌に直接触れるものです。肌へのトラブルを避けるためにも、カビを発生させないように予防をすることが大切です。
ブラジャーは肌に直接触れるため、汗や皮脂が付着します。そのため、毎日洗濯をするようにしましょう。
そのまま放置してしまうと、汗や皮脂によって雑菌やカビが発生しやすくなってしまいます。着用したら、すぐに洗濯をしましょう。着用後は早めに洗濯をするのが良いですが、難しい場合には遅くても当日中には洗濯をすることをおすすめします。
下着を洗濯する場合に使用する洗剤は、基本的には中性洗剤である、下着用洗剤やオシャレ着用洗剤がおすすめです。洗剤は適切な量を使用し、手洗いでしっかりと汚れを洗い落とします。
カビが発生しやすいカップの内側は、押し洗いや揉み洗いでやさしく洗いましょう。
また、洗剤が残ってしまうとカビや雑菌の原因にもなってしまうため、すすぎはしっかりと行いましょう。
ブラジャーを干す場合、基本的には陰干しになります。実際に、外でブラジャーを干すのには防犯上抵抗があり、室内で干す方が多いと思います。ただし、室内で干す場合には風通しが良い場所で干すようにしましょう。
特に厚手のパッドは乾くのに時間がかかります。生乾きを防ぐためにも、扇風機やサーキュレーターなどで風通しを良くさせる工夫をしましょう。
また、取り込む際にもブラジャーの内側やパッドがしっかりと乾いているか確認してから取り込むようにしましょう。
ブラジャーを収納するケースを工夫することでも、カビの発生を防ぎやすくなります。
収納ケースは、通気性が良い不織布製やフタがないケースがおすすめです。プラスチック製の収納ケースは風通しが悪く湿度が高くなりやすいので注意が必要です。
また、ブラジャーを収納する際にはブラジャー同士の隙間を開けましょう。重ねてしまうと、風通しが悪くなってしまうため注意しましょう。
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ここからはカビの生えたブラジャーに関しての疑問に答えていきます。
基本的には、カビが生えたブラジャーは、洗濯をすれば着用することができます。しかし、カビは肌に触れてしまうと、かゆみやアレルギーなどのトラブルを引き起こすため、適切に洗いましょう。
カビが発生してしまった場合は、普段の洗濯にプラスして、重曹や酸素系漂白剤でつけ置きをすると効果的です。
また、カビが発生しないように予防も大切です。ブラジャーは着用後は早めに洗濯をして、しっかりと乾かしてから収納しましょう。
カビが生えて、洗濯をしても落ちない場合には、捨てることをおすすめします。カビも繊維の奥に根付いてしまうと、なかなか洗濯をしても洗い落とせません。
カビのあるブラジャーを着用してしまうと、皮膚のトラブルを引き起こします。また、皮膚だけでなくカビの胞子を吸ってしまうと、喘息やアレルギー症状も引き起こす可能性もあるため、新しいブラジャーを購入することをおすすめします。
ブラジャーは正しい洗濯や干し方、収納をすることでカビを防ぐことができます。
カビは見た目が悪いだけでなく、生地を傷めることもあり、最悪の場合には健康面にも悪影響を引き起こします。今使用しているブラジャーが黒く変色していたり、臭いが気になった場合は、カビが発生している可能性があるため注意しましょう。
カビが発生してしまった場合は、洗濯をすれば着用できますが、洗い落とせない場合には新しいブラジャーを購入することをおすすめします。
本記事では、ブラジャーにカビが発生する原因やカビが引き起こす影響について解説しました。カビが発生してしまった場合の対処方法や、予防方法もあわせて解説しています。
お気に入りのブラジャーを綺麗に保つためにも、ぜひ参考にしてください。
本記事があなたのお役になれば幸いです。